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| Antiquaire | アンティケール | 古物骨董商。古美術商。完全な状態の商品を保証付きで販売することが原則。(Brocanteur ブロコンター参照) |
| Bahut | バユ | 本来は18-19世紀に衣類や食器などを収納した長持のこと。木製で革張りされていることが多い。近世になり、大型のタンスや食器戸棚などを指すようにもなった。 |
| Beigneuse | ベニユーズ | 寝台ソファー。ナポレオン帝政期に登場。浴槽の形に似た楕円形からこう呼ばれた。 |
| Baldaquin | バルダカン | 玉座・祭壇・ベッドなどに付く天蓋・屋根。 |
| Balustre | バルストル | 1、バラスター。イスの背もたれ部分などの装飾用の支柱。ルネサンス期より流行。 2、バラスターグラス。ヴェネツィア様式のグラス器に見られる、バラスターを思わせる装飾があるもの。 |
| Bambou | バンブー | 竹。19世紀に東洋より輸入され、庭やベランダ用の軽量の家具が流行した。 |
| Banc | ボン | (複数人が並んで座れる)ベンチ。教会や田舎の農家などで使用。背もたれは有無がある。 |
| Banquette | ボンケット | 応接室などの数人掛け用ソファー。中世は石製。 |
| Barbière | バービエール | 男性用の化粧台。 |
| Baroque | バロック | 17世紀にイタリア・フランスで流行した様式。18世紀には渦巻や花輪模様が特徴的。ロカイユ・ロココに通じる。古典的なルネサンスとは対照的。 |
| Bas-relief | バ ロリエ―フ | 浅浮彫り。 |
| Basse-taille | バス タイユ | 金箔・銀箔などに上塗りする透明度のある琺瑯(七宝)技術のこと。 |
| Bavure | バヴュール | 金属製のものに見られる「はみ出し」のこと。割型の合わせ目に金属が入り込んでできたもの。バリ。 |
| Beauvais | ボヴェ | パリの北に位置する街。1664年コルベールが興したタピスリー(タピストリー)工房で有名。代表的な作家として、Jean Berain、Jean-Baptiste Oudry、François Boucher。 |
| Bergère | ベルジェール | ルイ14世様式の典型的な大型の安楽いす。 |
| Beurdeley | バードレー | Alfred Beurdeley(1808-1882)。ルイ16世様式家具の複製を手がけた家具師。ナポレオン3世宮廷で人気を得た。 |
| Bocage | ボカージュ | 樹木・葉・花の装飾模様。18世紀英国で流行。 |
| Bois de bout | ボワ ド ブ | 木目と直角に(木が立っていた状態に上から下へ)切った板。 |
| Bois de fil | ボワ ド フィル | 木目の向きに切った板。 |
| Bois de merrain | ボワ ド メラン | (のこぎりではなく)斧で裂いた板。反りにくい。 |
| Boiserie | ボワズリー | 床・壁・天井などの板張りのこと。彫刻や金箔、漆塗りなどを施されることもある。 |
| Boulle | ブル | Andre-Charles Boulle の名に由来する寄せ木細工の一種。 |
| Bouquet | ブケ | 家具や小物、布地などに彫刻・彩色された花束(ブーケ)模様のこと。 |
| Breguet | ブレゲ | スイスの時計メーカー。Abraham Breguet(1747-1823)が創業。孫の Louis Clément(1804-1833)が電子時計を実現している。 |
| Brevet | ブロヴェ | 特許。Breveté は「特許を得た」の意。 |
| Brocanteur | ブロコンター | 古物骨董商。「あるがままの商品をお客様の判断で買って下さい」という方針。 |
| Bruges | ブルージュ | フランドル地方の街。14世紀から18世紀にかけてタペストリー生産が盛んに行なわれた。ゴシック体の「B」とクラウンが目印。 |
| Buffet | ビュッフェ | 食器や食材などの収納家具を指す。 |
| Bureau | ビュロー | 書斎机。中世に聖職者が書き物をした麻引き机(Bure)に由来する。長方形・革張りの机上、3段引出し付きが一般的。 |
| Cadenas | カンナ | ルイ15世期に貴族の間でもてはやされた、フォーク・パン・香辛料などを収めたケース。 |
| Calicot | カリコ | 綿の布地。Calcutta カルカッタから輸入されていた綿布に由来する。 |
| Campan | カンパン | ピレネー地方で採れる大理石。 |
| Canapé | カナペ | ソファー。17世紀後半より使われている言葉。18世紀に大流行し、リビングに不可欠な存在となる。 |
| Canne | カンヌ | 藤いす。18世紀に流行した。 |
| Carcasse | カーカス | 木製家具の骨組みのこと。 |
| Chinoiserie | シノワズリー | 17-18世紀に流行した中華風デザインの総称。建築・絵画・版画・家具などに影響を与えた。 |
| Chippendale | チッペンデール | 高級家具師 Thomas Chippendale(1718-1779)の名に由来する18世紀後半の家具スタイルのこと。1754年に彼が出版した The Gentleman and Cabinetmaker's Director の影響による。ゴシック・ロココ・中華風などが混じる。 |
| Cipolin | シポラン | アルプス地方で採れる大理石。 |
| Ciron | シロン | コナダニ。虫食いの犯人。 |
| citronné | シトロネ | 「虫食いのある」家具のこと。 |
| Coffre | コーフロ | 長方形の大箱。もとは嫁入り道具を収めた長持。中世には広く普及していた。 |
| Coffret | コフレ | Coffre(参照)を小さくしたもの。当初は貴重品や重要書類などを収納した。かつらなどの小箱から化粧小箱などへ多様化した。 |
| Collage | コンポジション | 多様な素材を張り合わせること。1920年代に Braque ブラックや Picasso ピカソなどによって考案された。 |
| Colonia | コロニアル | 植民地のテイストを取り入れたデザイン。古くは南米、後にはアフリカ・北アフリカの影響を受けた。 |
| Commode | コモッド | たんす。高さ80cm前後、数段のひきだしが一般的。当初は脚付きが多かった。 |
| Coquillage | コキヤージュ | 帆立貝のようなモチーフのこと。17-18世紀に流行。 |
| Couverte | クヴェルト | 釉。(Emaillage 参照) |
| Craquelure (Craquelé) |
クラックリュール (クラックレ) |
絵画の絵の具や、家具の表面(ニス)のヒビ割れのこと。 |
| Col de Cygne | コル ド シンニュ | 白鳥の首のような曲線モチーフ。彫刻のデザインや、銀器の柄・家具の脚などの形状にも見られる。 |
| Dans son jus | ドン ソン ジュ | 古物業界用語で、「蔵から出てきたまま」のこと。掃除・修理など一切されていない状態。 |
| Design | デザイン | 英語(米語) Industrial Design (=インダストリアル デザイン)から派生。スタンダード化されながらも実用性とデザイン性が共存していること、またそうした商品。 |
| Desserte | デセルト | 半月形のテーブル。フランスではルイ16世の頃に普及。 |
| Directoire | ディレクトワール | 総裁政府時代。フランス革命(1789)・第1共和制の後、執政政府(1799-1804)・第1帝政 (1795-1799)まで。家具の様式では1789年から1804年までを指すことが多い。シンプル・地味で「菱形」モチーフが特徴。 |
| Dorure | ドリュール | 金張り。古代より金属・木・石・石膏・革などに施されてきた。金箔、金泥塗りなど様々な方法がある。 |
| Dossier | ドシエ | イスの背もたれ、またベッドの枕もとの板。 |
| Dubois | デュボワ | Jacques Dubois ジャック デュボワ(1693-1763)。18世紀の代表的な高級家具師。ロカイユ様式でルイ15世の家具を製作した。 |
| Dufrene | デュフレン | Maurice Dufrene モーリス デュフレン(1876-1955) 。1930年代に活躍した装飾家(デザイナー)。Galeries Lafayette ラファイエット デパートより家具を販売しアール デコ様式を大衆化させた。 |
| Ebeniste | エベニスト | 高級家具師。17世紀より使われている言葉。一般的な(金具などの装飾のない)家具を扱うのは menuisier ミュニジエ。 |
| Eclectisme | エクレクティスム | 多様性。折衷主義。ドイツ人哲学者 Winckelmann ウィンケルマンが定義。 |
| Ensemblier | オンソンブリエ | 居住空間をトータルでコーディネートする装飾家・デザイナー。1925年に登場した新語。 |
| Etain | エタン | 錫。錆びないことから多くの容器が作られた。鉛の含有量が多いと毒性があるため、品質を証明する刻印がある。 |
| Fauteuil | フォタイュ | ソファー。 |
| Feston | フェストン | 花・葉・果実・リボンなどの装飾模様。古典・ルネッサンス・バロック・新古典様式を通じて用いられている。 |
| Feuille d'eau | ファイ ドー | ヨシ・葦のモチーフ。摂政時代(1715-1723)に流行、19世紀末にはアール ヌーヴォーにも取り入れられた。 |
| Garde-robe | ギャード ローブ | もと衣服を納めた小部屋。のちに収納たんすを指すようになった。 |
| Garniture | ガーニチュール | 高級家具に付いている金属性の装飾部品。 |
| Gobelins | ゴブラン | 1662年、ルイ14世により創設されたヨーロッパ随一のタペストリー工房。アンリ4世の招聘で1607年よりパリに家具工房を開いていたゴブラン家より発展。フランス革命により1789年から1795年まで閉鎖されるも、アール ヌーヴォー期に再興。20世紀には Picasso ピカソや Matisse マティスなどのデザインによる作品を作った。 |
| Gothique | ゴティック | ゴシック様式。12世紀後半-16世紀。建築・絵画・彫刻など広く影響した。家具では植物のモチーフが多く見られる。 |
| Grotesques | グロテスク | 「奇妙な」模様。15世紀に発見されたローマ時代の"grottes 洞窟"で発見された文様に由来。 |
| Guillochis | ギヨシ | 編み縄模様。17世紀初めに流行。 |
| Haut-relief | オ ロリエーフ | 高浮彫り。凱旋門の彫刻など。 |
| Haute Epoque | オット エポック | 中世からルネッサンス期ぐらいを指す。17世紀初めまでを指すこともある。 |
| Hermès | エルメス | ギリシャ神、ヘルメス。商人や泥棒の守護神。ゼウスとマイアの息子。 |
| Hydre | ヒュドラ。七頭の怪蛇、またその文様。 | |
| Jacob (les) | ジャコブ | ルイ15世期からルイ・フィリップ期の著名な高級家具師の一族。Georges Jacob ジョージ ジャコブ(1739-1814)が創業、息子 Georges ジョージ( 1768-1803) ・François Honoré フランソワ オノレ(1770-1844、Jacob Desmalter と名乗る)、さらにその息子Georges Alphonse Desmalter ジョージ アルフォンス デマルター(1799-1870)が活躍した。 |
| Knoll | Hans Knoll が1938年、ニューヨークに創業したインテリアメーカー。Mies van der Rohe、Saarinen、Pollock などのデザイナーが活躍した。 | |
| Lambris | ロンブリ | 内壁・天井の上張り板。 |
| Laquage | ラッカージュ | 漆塗り。ラッカー塗り。東洋から伝わった。 |
| Liberty | リベルティ | アール ヌーヴォー期の頃、ロンドンの家具・装飾品店Liberty & Co.の商品に発した様式。ヨーロッパ各国で独自の呼び方をされた。ちなみに英国では「モデム スタイル」、スペインでは「モデルニシモ」。 |
| Limaçon | リマソン | カタツムリ。家具の脚部などの螺旋模様。 |
| Louis XIII (style) |
ルイ13世様式。1600年から1660年頃。渦巻き(螺旋)模様・バラスター・アンフォラ(古代ギリシャ壺)が特徴。 |
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| Louis XIV (style) | ルイ14世様式。1661年から1715年頃。優雅・華麗が特徴。 | |
| Louis XV (style) | ルイ15世様式。1715年-1774年。ロココ様式と新古典様式。キーワードは曲線・非対称・パステルカラー。 | |
| Louis XVI (style) | ルイ16世様式。1774年-1793年。古典様式の復活。キーワードは曲線・花模様・対称。ポンペイ遺跡の発掘で古代遺跡に因んだモチーフも流行。 | |
| Louis-Philippe (style) | ルイ-フィリップ様式。1830年-1848年。王政復古期の折衷様式の復活。新たに台頭したブルジョワ(富裕階級)の好みが反映された。工業生産品の広がりもこの頃。 | |
| Majorelle | マジョレル | Louis Majorelleルイ マジョレル。ガレと共にアール ヌヴォー期に活躍した装飾家。1918年以降はより純化されたデザインをした。 |
| Marqueterie | マルケットリー | 寄せ木細工。きりばめ細工(錫・象牙・真鍮・鼈甲などを用いる)。 |
| Modem style | モデム スタイル | (Liverty リベルティ参照) |
| Mosaïque | モザイク | モザイク模様。ガラス・石・陶器・七宝・大理石など多様。ビザンティンのものが最高峰。 |
| Nancy (école de) | ノンシー (エコール ド) | ナンシー派。1901年より総称されるインダストリアル・アートの運動。ガレ・マジョレル・ドウム兄弟が活躍。印象派の影響を受け、自然をモチーフとし、アール ヌーボーの流れを作った。1914年、第一次大戦を迎えその役目を終えた。 |
| Palmette | パルメット | 幾何学的な葉の模様。古代より存在するが、ナポレオン帝政期にも人気を得た。 |
| Papier maché | パピエ マシェ | 紙と糊やゴムなどを混ぜたもの(紙粘土)が原料で、その後プレス成型し乾燥させたもの。ラッカー仕上げされたものが多い。置物・人形・プレート・パンくず拾い(塵取り)などが作られた。 |
| Patine | パティンヌ | ラッカー・ワニス。また家具・絵画などの古色・古ツヤ。 |
| Phaléristique | ファレリスティック | 勲章・軍記章などのコレクション。 |
| Pied | ピエ | 家具の脚。また、蝋燭立て・グラスなどの脚。 |
| Pied de biche | ピエ ド ビッシュ | ルイ14世・15世様式家具に特徴的な脚で、鹿のひづめを思わせることから。ブロンズ装飾が付くことが多い。 |
| Quadrilobre | クアドリローブル | 四つ葉の装飾模様。Quatre-feuilles とも言う。 |
| Régence (style) | レジョンス | 摂政時代様式。1715-1723。ルイ14世様式の優雅・華麗とルイ15世様式のロココの過渡期。 |
| Reliquaire | ロリケール | 聖遺物箱。 |
| Restauration | レストラシオン | 王政復古様式(Louis XVIII ルイ18世と Charles X シャルル10世)。1815-1830。傾向としてルイ15-16世様式への回帰。 |
| Rinceau | ランソー | 唐草模様。 |
| Rocaille | ロカイユ | ロカイユ様式。17世紀以降に見られる貝の渦巻きの模様。 |
| Rococo | ロココ | ロココ様式。ロカイユとバロックの影響による。植物・貝・渦巻き・アラベスク模様が特徴。 |
| Rosace Rosette |
ロザス ロゼット |
ばら模様。 |
| Rustique | ルースティック | 大きくシンプルで田舎家向けの家具。17-19世紀は「地方の家具」を指した。 |
| Sablage | サブラージュ | コンプレッサーで Sable(砂)を吹きかけ、ガラス・金属・陶器などの表面に傷を付ける装飾法。 |
| Savonné | サヴォネ | 彫刻模様が磨耗した状態。本来「石けんで洗った」「石けんの泡が立った」の意。 |
| S.G.D.G | エス ジェ デ ジェ | 特許に関する記述。sans garantie du gouvernement
の略で、直訳すると「政府(国)の保証は無い」。特許権自体は国が保護するが、特許対象となった新技術等に価値や実効性があるかどうかまでは保証しません、という主旨。機械工業により量産化が進んだ19世紀末から第二次大戦頃までの製品によく見られる。 |
| Second Empire (Style) | スコンド オンピール | 第二帝政様式。広義でナポレオン3世期と第3共和制初期までの様式を指す。余りに多様で統一性はない。 |
| Secrétaire | セクレテール | 書斎机。施錠可能な引き出し付き。17-19世紀に広まった。 |
| Sphinx | スフィンクス | スフィンクス模様。ルネサンス期に再発見されナポレオン帝政期まで使われた。ちなみに、ギリシャのスフィンクスは翼があり半身女性のライオン、エジプトでは人間の頭をしたライオン。 |
| Tabouret | タブレ | 背もたれ・肘掛けのない腰掛け。フランスではルイ14世の頃に登場。王宮で専用のタブレを許されるのは大変な名誉だった。 |
| Terre cuite | テール キュイット | テラコッタ。焼物。花びん・皿などから壁の装飾まで広く利用されている。 |
| Terre de pipe | テール ド ピップ | 18-19世紀英国のクリームウェアを似せて製造された陶器。鉛の釉薬による独特の白さをもつ。 |
| Thuya | トゥヤ | クロベ。主にマルケットリーで使用される木。赤みがあり硬い。 |
| Toilette | トワレット | Toile(トワル:布地)より派生。化粧台に化粧道具を置くときに布を敷いたことから。17世紀には化粧用の家具を指すようになった。 |
| Trophée | トロフェー | 田園風景・楽器・恋愛・軍隊などを象徴するモチーフを取り入れた装飾。ローマ人が寺院・凱旋門に用いたのが始まり。ルネサンス期・帝政期に流行した。 |
| Tudor | テュドール | アンリ7世・8世・テュドール期の建築・装飾様式。「テュードル薔薇」が有名。 |
| Vide-poche | ヴィッド ポーシュ | 「ポケットをカラにする」の意。18世紀フランスで登場した小さな男性用化粧台。後に、小物入れや皿などの「ヴィッド ポーシュ」へと転じた。 |
| Voltaire | ヴォルテール |
同名のフランス人哲学者に因んだ、1830年考案のソファー。 |
| Volute | ヴォリュット | 渦巻・螺旋装飾。ルイ14世-ルイ15世の特徴的な装飾。 |
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